前のトピック: MySQL Database をバックアップするスクリプトの作成次のトピック: BMR バッチ ジョブの実行


ジョブ スケジュールのカスタマイズ

Arcserve UDP エージェント(Linux) には、ジョブを実行するスクリプトを使用して独自のスケジュールを定義する機能があります。 ジョブを定期的に実行する必要があり、Web UI を使用してスケジューリングできない場合、そのようなスケジュールを定義するスクリプトを作成できます。 たとえば、毎月最終土曜日の午後 10:00 にバックアップを実行するとします。 そのようなスケジュールは、Web インターフェースを使用して定義できませんが、そのようなスケジュールを定義するスクリプトを作成できます。

([拡張]ページの[なし]オプションを使用して)スケジュールを指定せずに、バックアップ ジョブをサブミットできます。 Linux Cron スケジューラを使用して、カスタマイズしたスケジュールを定義し、d2djob コマンドを実行してジョブを実行します。

注: 以下の手順は、ユーザがスケジュールを指定せずにバックアップ ジョブをサブミットしており、毎月最終土曜日の午後 10:00 にバックアップを実行したいと考えている、と仮定しています。

次の手順に従ってください:

  1. root ユーザとしてバックアップ サーバにログインします。
  2. スクリプト ファイルを作成し、毎月最終土曜日の午後 10:00 にバックアップを実行する、以下のコマンドを入力します。
    #!/bin/bash
    
    LAST_SAT=$(cal | awk '$7!=""{t=$7} END {print t}')
    
    TODAY=$(date +%d)
    
    if [ "$LAST_SAT" = "$TODAY" ]; then
    
            source /opt/CA/d2dserver/bin/setenv
    
            d2djob --run=your_job_name   --jobtype=your_job_type      #run your backup job here
    
    fi
    

    注: ファイルに必要な実行権限を付与する必要があります。

  3. crontab フォルダに移動し、以下のコマンドをシステムの crontab(/etc/crontab)に追加します。
    00 22 * * Saturday root runjob.sh
    

    Cron は毎週土曜日の午後 10:00 に runjob.sh スクリプトを実行します。 runjob.sh では、まず今日が当月の最終土曜日かどうかを確認します。 そうであれば、d2djob を使用してバックアップ ジョブを実行します。

ジョブ スケジュールは毎月最終土曜日の午後 10:00 にバックアップを実行するようカスタマイズされています。